STORY
小学生時代に難病のデュシェンヌ型筋ジストロフィーという病気を発症した蔭山武史さんの実話に基づくドラマ。
小学校時代、病気に打ち勝ちながらも学校生活を楽しむ方法を見つけていた蔭山武史。
しかし、病気の進行により歩行が難しくなり、いじめの対象となっていく。 そして、通常の小学校に通うことが難しくなり、彼は養護学校へ転校することを決意。
養護学校で新たな友人たちとの出会いがあり、彼の新しい青春が始まります。
彼はカーレース大会に挑戦し、恋を経験するなど、充実した日々を送ります。
しかし、同じ病気を抱える仲間たちの中で、彼の周りで同級生が一人、また一人と亡くなっていく現実も彼の前に立ちはだかります。
自分の夢を描き続けた。蔭山武史の人生最後の最大の挑戦。 一生懸命駆け抜けた小学生時代、そして養護学校時代の青春
みなさま、こんにちは、蔭山武史です。 私は、デュシェンヌ型筋ジストロフィーという病気を抱えており、また、気管切開をしており、呼吸器をつけて寝たきりです。 寝たきりですが、夢をもって前向きに生きています。 私は、これまで、イベントの企画、作詞、自作の曲のCD製作、そして、書籍「難病飛行」の出版、その舞台化と様々な夢を実現してきました。 また、私は、幼い頃から、いつも映画に励まされてきました。 夢・愛・希望・勇気を感じさせられています。 内容を思い出すたびに、その頃の自分がどう生きていたかを思い出します。 映画は、私にとって、宝物のような存在です。 そのような映画を私も作ってみたいと思いました。
【プロフィール】
大阪府豊中市生まれ。 5歳で全身の筋肉が徐々に衰えていく病気「筋ジストロフィー」と診断される。10歳で三田市の兵庫筋ジス病院に入院、上野ヶ原養護学校に転入して小学部・中学部・高等部に通う。 29歳で肺炎を患い、気管切開を行って以来声を失う。 31歳の夏、新たな治療(QOL)を求め徳島筋ジス病院に転院。34歳に在宅になり、わずかな力で操作できる特殊なマウスを使い、パソコンを活用、イベント企画や「ソラノカナタ」作詞、執筆活動などを精力的に行ってきた。2021年8月22日、永眠 享年46